カテゴリー:ウェディング準備
ハネムーンで揉める原因は「誰かのせい」ではない|予防策と声掛けをご紹介
投稿日:2025.12.31更新日:2026.01.09

新婚旅行は、人生の中でも特別な旅です。
「せっかくなら失敗したくない」
「安心して楽しみたい」
そう考える人は多いはず。
実際、新婚旅行では安心感を求めてパッケージツアーを選ぶ人が多いことが、各種調査から分かっています。
日本旅行業協会の調査では、新婚旅行目的の旅行者のうち、パッケージツアー利用は41.0%。旅行全体の平均利用率(21.7%)を大きく上回っています。(一般社団法人日本旅行業協会「数字が語る旅行業2025」)
また、国土交通省の調査でも、30歳代を中心に、新婚旅行ではパッケージを選ぶ層が相対的に多い傾向が見られます。(国土交通省総合政策局「海外旅行者満足度・意識調査報告書」)
手配の手間が少なく、安心感がある。新婚旅行でパッケージが選ばれやすいのは、自然なことです。
それでも、トラブルがゼロになるわけではありません。
目次
それでもトラブルが起きる
「プロが手配するツアーなのに、なぜトラブルがおきるの?」と不思議に思うかもしれません。
実は、多くのトラブルの正体は「誰かのミス/手配の失敗」ではなく、環境の変化によるストレスです。
- 慣れない環境での疲労(時差、長距離移動)
- 価値観や行動ペースの違い(朝型・夜型、買い物の長さなど)
- 段取り不足ではなく「余裕不足」
トラブルは「不運」で起きるのではなく、いくつかの条件が重なった時に起こります。
もし何かあっても、自分たち(お互い)を責める必要はありません。
新婚旅行のあるあるトラブル
事前に「あるある」を知っておくだけで、いざという時の心の持ちようが変わります。

移動中の疲労・道に迷う
長時間フライトや乗り継ぎは体力を消耗するものです。
そんな中、操作に慣れていない地図アプリが不安定なネット環境などうまく使えないと、焦ってストレスがかかります。
やりたいこと・予定の違い
旅行という非日常の中で観光を重視したい人と、ゆっくり過ごしたい人、いろいろですね。
スケジュールの詰め込みで、疲れがたまるケースも。
食べ物が合わない・体調不良
旅先での現地の食事や水による胃腸トラブル、気候差による体調不良。
体調を崩すと、旅行全体に影響します。
準備不足・忘れ物
変圧器や服装のミスは、到着してから気付くことがありますが、現地調達が難しいことも。
ケンカ・イライラ
疲労や意見の違い、言葉が通じない不安。
普段ならおだやかに対応できることも、旅先では小さなストレスが重なり、口論になることもあります。
トラブルは「深刻度」で整理すると対応しやすい

トラブルを考えるとき、深刻度で分けると整理しやすくなります。
軽度のトラブルは、疲労や軽い予定のズレです。現地での対応で十分回復できます。
中度は、体調不良、道に迷う、口論などです。ここから「準備の差」が出始めます。
重度は、旅行が続けられないレベルの体調不良、盗難、自然災害などです。事前の備えが最も効果を発揮する領域です。
深刻度が上がるほど、事前準備の重要性が高まります。
重度トラブルへの備え
旅行中の重度のトラブルには、以下のような備えをしておきましょう。
保険・補償
海外旅行保険に加入し、治療費用・救援者費用・携行品損害をカバーしておく。
クレジットカード付帯保険がある場合は、補償内容と利用条件を確認しておきましょう。
医療対策
持病薬がある場合は英語の処方箋を用意し、渡航先の日本語対応可能な医療機関と救急連絡先をリスト化しておく。
貴重品管理
パスポートのコピー(紙とデータ)を別保管し、クレジットカードの緊急連絡先を控える。
現金は複数の場所に分散して持つ。
緊急連絡体制
大使館・領事館の連絡先を保存し、外務省「たびレジ」に登録しておくと現地の安全情報が届きます。家族にも詳細な旅程を共有しておきましょう。
パッケージツアーは「手配の負担」を減らしてくれますが、「万が一の備え」まですべてカバーしているわけではありません。
特に保険や貴重品管理、医療情報の準備は、ツアー内容をよく確認し場合によっては個人で対応する必要があります。
同じ言葉でも、頭の中の「完成図」は違う
新婚旅行の満足度を分けるのは、実は計画の緻密さではなく、「二人のイメージ合わせ」です。
「のんびり」の意味は人によって違う
たとえば、「リゾートでのんびりしたい」と言っても、一人は「ホテルのプールサイドで読書」を想像し、もう一人は「マリンスポーツを1つだけやって、あとはカフェ巡り」を想像しているかもしれません。
この「言葉のズレ」を放置して出発すると、現地で「せっかく来たのに!」という不満に繋がります。
旅行前にできる現実的な予防策

移動疲労・時差ボケ
出発前から睡眠リズムを少しずつ調整し、常備薬を準備しておきましょう。
到着日は無理をしない前提でスケジュールを組むことが大切です。
道に迷う対策
オフライン地図をダウンロードし、ホテルや観光地の住所を現地語でメモしておくと安心です。
現地の交通ルールも事前に確認しておきましょう。
食事・体調トラブル
渡航先の衛生情報を確認し、海外旅行保険に加入しておくことが基本です。
生水や生ものを避けるルールを二人で決めておくと判断に迷いません。
予定・価値観のズレ
お互いの希望をリスト化し、「必須」と「調整可能」に分けておくと、現地での優先順位がつけやすくなります。自由時間をあらかじめ確保しておくのも有効です。
ケンカ・イライラの予防
「疲れたら休む」という合意を事前にしておくだけで、遠慮や我慢が減ります。
感謝を言葉にする習慣と、相手を責めない姿勢を持つことも重要です。
新婚旅行中トラブルを避けるための具体的な声かけ例

もめごとは「言い方」からはじまってしまうー誰もが痛感していることです。
これは家族でも同じこと。
空気がピリついてきたときに、一言添えるだけで空気は変わります。
以下は声かけの一例です。覚えておいて使ってみてください。
旅行準備中
「この旅行、何が一番楽しみ?」
「〇〇が調べてくれたおかげで助かるよ、ありがとう」
移動中
「ちょっと疲れてきたね。あそこのカフェで15分だけ休まない?」
「今日は付き合ってくれてありがとう」
トラブル時
「一緒に次どうするか考えよう」
「先に謝るね、ちょっとイライラしてた」
旅行中は「疲れてない?」「次どうする?」といったペース確認の声かけが役立ちます。
「ありがとう」「助かった」といった感謝の表現も、疲労が溜まる環境では特に大切です。
トラブルが起きたときは、「一緒に考えよう」「ごめん、先に謝るね」といった協力姿勢を示す一言が、状況の悪化を防ぎます。
「犯人探し」をせず、「チームで解決」する。
この姿勢が、新婚旅行だけでなく、夫婦二人で行うあらゆることを成功させるコツです。
行き先別のトラブルの傾向
行き先により、起こりがちなトラブルには傾向があります。ご参考までに。
海外リゾート(ハワイ、モルディブなど)
日焼けによる疲労や、冷房による体調不良に注意しましょう。
ヨーロッパ都市部
石畳の歩き疲れ、スリへの警戒心による精神的疲労が溜まりやすくなります。
国内観光地
安心感から油断し、詰め込みすぎのスケジュールになりがちです。
思いやりの気持ちを荷物に詰めて
パッケージツアーを利用して「事務的な不安」を取り除くのは、とても正しい判断です。
そこに加えて、「トラブルは起きるもの」という心の余裕を持っておけば、どんな状況も二人で乗り越えられます。
新婚旅行は単なる観光ではなく、「これから一緒に歩んでいくためのチーム作りの時間」です。
完璧を目指さず、荷物はまずお互いを思いやる気持ちを詰めて、出発してくださいね。

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