プロフィールムービーで結婚式の余興を盛り上げる

京都エタニティ

カテゴリー:ウェディング準備

平均約300万円!?結婚式の予算と節約ポイントを徹底解説

投稿日:2025.07.15更新日:2025.07.18

平均約300万円!?結婚式の予算と節約ポイントを徹底解説のイメージ

結婚式を挙げたいけれど、お金のことが心配。そんな悩みを抱える新郎新婦は多いのではないでしょうか。

実際、ゼクシィの調査(2021年)によると、全国の結婚式平均費用は約293.3万円(挙式・披露宴・披露パーティ総額)でした。※¹

もちろん、地域やスタイルによって変動はありますが、多くのカップルにとって大きな出費であることは間違いありません。

思い切り華やかに挙げたい、というのは自然な気持ちですが、物価が上がっている今、挙式後のためにも何事も無駄なく、賢く、お金を使うことが大切です。

この記事では、結婚式の費用構成、節約のヒントや注意点を、具体的な例とともにご紹介します。

※¹引用元 https://souken.zexy.net/data/trend2021/XY_MT21_report_06shutoken.pdf

結婚式予算の基本的な構成

結婚式の費用は大きく分けて以下の項目で構成されています。

会場費用

  • 会場使用料
  • 装飾費
  • テーブルコーディネート
  • 音響・照明設備

衣装費用

  • ウエディングドレス
  • カラードレス
  • 新郎のタキシード
  • 小物類(シューズ、アクセサリーなど)

飲食費用

  • 料理
  • ドリンク
  • ウエディングケーキ
  • デザート

演出費用

  • 音楽・BGM
  • 特別演出(花火、バルーンリリースなど)
  • 映像制作

ゲストへのおもてなし

  • 引き出物
  • 引き菓子
  • 席次表
  • 招待状

写真・ビデオ

  • 前撮り
  • 当日撮影
  • アルバム制作
  • 映像編集

コストを抑えるための実践的アドバイス

会場選びのポイント

平日やオフシーズンを狙う

式場の価格は、トップシーズン(春秋、祝休日)は高額に設定されています。平日や夏・冬のオフシーズンにすれば、会場費が割引になることもあります。

ゲストの人数を調整する

ゲストが少ないほど、選べる会場が増えるし、料理代や引き出物代も抑えられます。
本当に親しい人だけを招待するなど、ゲストを絞ることも大切です。

衣装費用を抑える

ドレスはレンタルがおすすめ

買うよりもレンタルの方が、お金をかけずに用意できます。式場と提携してるドレスショップのレンタルプランも見てみましょう。

中古のドレスもチェック

最近はフリマアプリとか、中古ドレス専門のお店でも、状態のいいドレスが見つかります。掘り出し物があるかも!

親族の衣装を受け継ぐ

お母さんやおばあちゃんが結婚式で着たドレスや着物を着るのも、素敵ですよね。

飲食費用の調整

ビュッフェ形式にする

コース料理よりビュッフェの方が、一般的に費用を抑えやすいです。カジュアルな雰囲気の式なら、会話が弾むビュッフェにしてみてはどうでしょうか。

ドリンクの内容を工夫する

全種類のドリンクをフリーにするのではなく、ビール、ワイン、ソフトドリンクなど、定番のものに絞ることで費用を抑えられます。

また、乾杯用のシャンパンをスパークリングワインにするなど、おいしいけど少しだけグレードが下、というものを選ぶと費用が変わることがあります。

料理の内容を工夫する

豪華な食材にこだわりすぎず、旬の食材や地元の食材を使うなど、工夫次第で満足度を保ちつつ費用を抑えられます。

演出や装飾はシンプルに

飾り付けはシンプルが一番

式場はもともと清潔感のあるすっきりとしたしつらえになっていますから、それを生かすことも考えましょう。

DIYで装飾を楽しむ

招待状や席次表、ウェルカムボード、会場の飾り付けの一部などを手作りすれば、費用をグッと抑えられます。造花やLEDキャンドルなんかを使って、温かい雰囲気を作るのもいいですね。

写真・ビデオの選び方

プロとセルフを使い分け

挙式など大切な瞬間はプロにお願いして、披露宴での友達との楽しいスナップ写真はセルフで撮る、なんていうメリハリもアリです。

インスタントカメラをテーブルに置いて、ゲストに自由に撮影してもらうというアイデアもいかがでしょうか。

引き出物は実用的なものを

高すぎるものは避ける

見栄を張って高い引き出物を選ぶより、実用的でゲストに喜んでもらえるものを選びましょう。

親世代の挙式では、重くて大きいものが良いとされる風潮があったようですが、今は逆。
持ち帰りやすいカタログギフトとか、美味しいお菓子、日用品等が人気です。

贈り分けも検討して

ゲストの年代や関係性に合わせて、引き出物を変えるのもいいでしょう。

安くて質の高いアイテムを選ぶための実例

デジタル招待状の活用

紙の招待状は送料も考えると1通300-500円程度かかります。それを50人に送ると1.5-2.5万円。デジタル招待状なら

  • 費用は実質ゼロ
  • 返信の管理が簡単
  • 環境にも優しい

最近は、おしゃれなデジタル招待状を作成できるサービスも充実しています。

デジタル招待状についてはこちらも読まれています
【2025年版】結婚式準備におすすめのアプリ8選|情報整理・DIY・招待状まで一括管理!

DIYアイテムの活用

手作りできるアイテム

  • 席次表(印刷代のみで2,000-3,000円)
  • ウェルカムボード(材料費3,000-5,000円)
  • リングピロー(材料費2,000-3,000円)

プロに頼むと合計5-10万円かかるものが、1-2万円で作れます。

結婚式のDIYについてはこちらも読まれています
ペーパーアイテムあります!結婚式アイテム専門店【Halo Wedding】

オンライン配信の活用

遠方の親戚や友人を招待する代わりに、オンライン配信で参加してもらう方法も。オンライン配信には次のようなメリットがあります。

  • 会場費用の節約
  • 交通費の負担軽減
  • より多くの人に参加してもらえる

配信機材のレンタルは3-5万円程度。大人数を招待するより、はるかに経済的です。

予算管理を成功させるための心構え

1. 事前の計画が鍵

結婚式の準備は、家計簿をつけるのと同じ。何にどれだけお金を使うか、最初に決めておくことが大切です。

予算をオーバーしそうになったら、「本当に必要か?」を自問してみてください。見栄のためのお金と、本当に必要なお金を区別することが重要です。

2.メリハリのある予算配分

全てを安く済ませる必要はありません。

  • 料理にはこだわりたい
  • 写真は絶対にプロに頼みたい
  • ドレスは妥協したくない

「絶対にこだわりたい部分」を決めて、そこに予算を集中させましょう。

3.周りの意見に左右されない

「結婚式はこうあるべき」という固定観念は捨てて、自分たちらしい結婚式を目指しましょう。シンプルでも、温かい雰囲気があれば、ゲストの心に残る素敵な結婚式になります。

自分で用意するときに注意しておくべきこと

「自前で用意すると安くできるのか、じゃあ全部持ち込みや自前で準備しよう」
ちょっとまってください、必ずしもそうではない場合もあります。
というのは、持ち込むことで追加料金(=持ち込み料)が発生するケースが多いのです。

これは式場側にとっての経営的な事情や整合性から生まれています。
結婚式場では、料理・衣装・装花・写真などのサービスが「自社売上の中心」になっています。
これらは、いわば「式場内の専門業者との提携」で成り立っているケースが多く、
式場としても、パッケージとしての一体運営を前提に収益を設計しています。

ここで、ゲストが外部の業者を連れてきたり、自分たちで用意したものを持ち込むとなるとどうなるか?本来式場が得られるはずだった利益が、その分失われ、提携業者との関係にも影響が出ます。

そのため、多くの会場では「持ち込みは構いませんが、その分、施設利用料(=持ち込み料)として一部コストをご負担くださいね」となっています。

どうすれば持ち込み料を回避できる?

1. 事前交渉がカギ

契約前であれば、「持ち込み料の交渉」は比較的しやすいです。
「引き出物の持ち込みを希望しますが、持ち込み料はなしにできませんか?」と正直に相談してみましょう。

2. 持ち込み自由な会場を選ぶ

持ち込み自由 or 手数料が安い会場もあります。

  • レストランウェディング
  • 一軒家貸切のゲストハウス
  • DIY婚が可能な会場

などです。

3. 「持ち込み料込み」で比較する

結婚式場を選ぶとき、「基本プランが安いからここにしよう!」と思ったことはありませんか?

でも、その価格、本当に「総額」ですか?

たとえば、「衣装は安く他でレンタルしたい」と考えて、いざ持ち込もうとすると、「衣装の持ち込み料:1着3万円」といった「持ち込み料」が後から追加されるケースも多いのです。

持ち込みを考えている場合は、「持ち込み料を含めた最終見積もり」で比較することがとても重要です。

結婚式を素晴らしいものにするために

大切なのは、お金をかけることではなく、心がこもっていること
そして新郎新婦が幸せそうにしている姿を見て、ゲストも幸せな気持ちになること。
そのための演出に、大金は必要ありません。

ただ安くあげることだけを考えるのではなく、どこをポイントにし、どうやってゲストに感謝の心を伝えるかに集中して考えましょう。

自分で準備することは、すべてプロにおまかせするよりも、時間も手間もかかります。
でも、工夫と選択次第で限られた予算でも、温かく、忘れられない一日にすることができます。