結婚式当日の「困った!」をゼロに―トラブル回避マニュアル
投稿日:2025.07.07更新日:2025.07.11

結婚式は、ふたりにとってかけがえのない一日。
何カ月も前から準備を重ね、衣装も演出も完璧に整えて、いよいよ迎える当日――。
ところが、どんなに準備をしていても、予期せぬ「アクシデント」は避けられません。
でも、大丈夫。少しの心がけと事前の備えで、トラブルはぐっと減らせます。
この記事では、実際によくあるトラブル例とその回避法、そしてより安心して当日を迎えるためのポイントを紹介します。
目次
よくある当日アクシデントと、その回避術
ドレスにシミがついたり、タキシードのボタンが取れてしまったりと、新郎新婦の衣装に関するトラブルって意外とあります。
事前チェックと「お直しセット」

まずは、会場に向かう前の最終チェックを忘れずに。
そして、白い布や針・糸、安全ピン、シミ取りペンなどをまとめた「衣装の救急セット」を用意しておきましょう。
また、当日をサポートしてくれる衣装担当メイク担当のスタッフの方とも、「もしものとき」の対処について話しておくとよいでしょう。
天候の変化-自然には逆らえません

屋外での挙式や撮影を予定しているなら、天気はどうしても気になるところ。
でも、お天気ばかりは誰にもコントロールできません。
屋内プランをセットで考えて
晴れた日を願いつつも、雨や風に備えた「予備プラン」を必ず立てておきましょう。
たとえば、屋内に変更できる会場を確保しておく、テントやカバーを準備しておくことは必須です。
天気は変えられないけれど、対応は変えられる、この柔軟な姿勢が、当日の安心感につながります。
タイムスケジュールの遅れ―予定通りにいかなくても慌てないために
ゲストの到着が遅れたり、式の進行が少し押したりするのは、実は珍しいことではありません。
とくに、交通渋滞や電車の遅延などは、予測がつきません。
「少しゆったり」のスケジュール設計を

式当日のタイムテーブルには、あえて余白を持たせておくのがおすすめです。
スタッフとの連携体制も整えておくことで、遅れが出たとしてもスムーズに調整できます。
時間は巻き戻せません。だからこそ、焦らない設計とチームワークが大切になります。
結婚式のタイムテーブルについてはこちらも読まれています
結婚式の所要時間ってどれくらい?理想のスケジュールと進行のコツをQ&Aで解説!
式場スタッフとの連携―「チーム」で臨もう
結婚式を成功させるうえで欠かせないのが、式場スタッフとの連携です。
司会者、音響、プランナー、サービス担当……当日は多くのプロの力で成り立っています。
進行の主導権を共有しておく
事前の打ち合わせでは、「誰が・何を・いつするか」を明確にしておきましょう。
当日は、まとめ役となる「進行リーダー」を決めておくと安心です。
また、緊急時にすぐ連絡が取れるように、連絡手段の確認も忘れずに。
心から楽しめる式を叶える近道は、ふたりだけで頑張らず、「信頼できるプロ」と一緒につくる、です。

ゲストへの配慮―おもてなしの心を、さりげなく
結婚式のもうひとつの主役は、ゲストの皆さんです。
「来てくれてありがとう」の気持ちは、細やかな気配りで自然と伝わります。
会場案内や設備の工夫を
「トイレがどこか分からなかった」「受付に迷った」
こういった声を防ぐには、案内表示や誘導スタッフの配置がカギになります。
ロビーや受付まわりに分かりやすい案内板を設けておくと、ゲストも安心して過ごせます。
アレルギー対応は「思いやり」ではなく「必須」
食物アレルギーへの配慮は、いまや結婚式のスタンダードです。
事前にゲストのアレルギーを把握し、式場に正確に伝えましょう。
命に関わる問題だからこそ、「細かすぎるくらい」でちょうどいいのです。
ゲストへの気配りについてはこちらも読まれています
ゲストが喜ぶ新郎新婦の気遣いとは

想定外のトラブルに備えて―「起きる前提」で考える
どんなに準備をしていても、予測できないトラブルは起こり得ます。
大切なのは、「そういうこともあるよね」と、構えておくことです。
体調不良やケガへの対応を準備
長時間のイベントになるため、新郎新婦だけでなくゲストの体調にも配慮が必要です。ゲストの年齢層が広い場合はなおさらでしょう。
医務室の場所や緊急時の連絡先を確認しておくと、いざというとき安心です。
音響・映像トラブルにも二重の備えを
当日の機材は必ず事前にテストし、予備機器も用意しておきましょう。
音響スタッフとの連携も大切です。技術的なトラブルは、プロの力でカバーできる部分でもあります。
「トラブルが起こる前提で備えておく」。それが、冷静な対応につながります。

当日チェックリスト
「あれを忘れた」「これが足りない」といった当日の慌てを防ぐために、チェックリストの作成は欠かせません。
持ち物、進行、連携事項を「見える化」
必要なアイテムや手順をリスト化し、関係者全員で共有しておきましょう。お互いの役割とタイミングを確認し合うことで、スムーズな進行が可能になります。
持ち物リストおすすめの項目
- 衣装・小物・アクセサリー
- 指輪
- 招待状やリスト
- 受付セット
- スピーチやムービーのデータ
- 進行表
- スタッフへの依頼内容
- お車代・お礼など
- スマホのモバイルバッテリー
等

スマホメモでもOK。家族や担当者と分担して、Wチェック体制を作っておきましょう。
結婚式後のフィードバック
反省点を共有する意味
「よかった点」「こうすればもっとよかった点」を整理することで、ふたりにとっての記念日としての気持ちの整理にもなります。
「この演出は好評だったな」「ゲストが喜んでくれたのは料理だったね」など、後日アルバムやムービーを見るときの参考にもなります。
また多くの場合、式場側からもフィードバックを求められます。
アンケートを依頼されたり、SNSでの口コミ投稿を依頼されたり、担当プランナーさんが、口頭で「どうでしたか?」と聞いてくるケースもあります。

もし何も聞かれなかったとしても、メールなどで伝えるととても丁寧な印象を持たれ、感謝されることが多いです。
フィードバックを伝えるときのポイント
- ネガティブな点も、「改善してほしい点」として冷静に伝えると好印象
- 感謝や満足した点も一緒に添えると、伝える側も受け取りやすくなります
- 「ゲストからも好評でした」と第三者の声を添えると信頼性アップ
「式が終わったから、はい終了!」ではなく、「式の余韻のひとつ」として、感謝と振り返りを込めて伝えるのが理想的です。
「完璧に」より「冷静に」がカギ
結婚式は、確かに大切な一日です。
しかし、「完璧でなければならない」というプレッシャーを感じる必要はありません。
大切なのは、事前の準備と柔軟な心構えです。
どんなに万全を尽くしても、100%完璧な結婚式はありません。はっきり言えば、誰も完璧は求めていません。大切なのは、冷静さと柔軟さ。
でも、事前にできる限りの準備をしておけば、トラブルが起きたとしても慌てずに対処できます。
そして前もっての準備以上に、あなたの結婚式を支えてくれるのは「人とのつながり」です。ゲスト、スタッフの方々…。
備えあれば憂いなし。おふたりの結婚式が、人生で最も美しい一日になることを願っています。

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